大進加工紙株式会社

紙のまち富士市の大進加工紙株式会社

静岡県富士市荒田島町5番7号

クレープ紙ができるまで

01 パルパーで古紙を溶解する

パルパーという大きなミキサーのような装置に古紙と水を投入し、かき混ぜます。古紙に水分を含ませドロドロに溶かすことで古紙についた古いインクを落とし着色しやすくします。

この時、通常の製紙工場などでは添加剤をパルパーに加えますが、大進加工紙では環境に配慮した無添加の紙を製造していますので、着色料のみを加えます。

溶かされた紙は十分に溶けた紙からタンクに貯蔵し、色のバラつきを抑えます。

02 古紙の繊維をすりつぶし均一にする

パルパーでドロドロに溶かされた古紙はレファイナーという石臼のような装置ですりつぶされます。

すりつぶされた古紙の繊維は均一化されることで、製紙の際にしっかりとしたコシのある紙を製造することができます。

その後、リフラーという細い通路で区切られた水槽をパルプ液が通ることで金属などの細かい異物が沈殿し取り除かれます。

リフラーを通過した上澄みのパルプ液だけが次のスクリーンの工程に進むことになります。

03 スクリーン(紙を抄く)

パルプ液を貯めた水槽の中に回転するドラムが設置されています。ドラムには金網が取り付けられていてこの金網が水槽から一定のパルプ液をすくい上げます。

右記画像の中央に位置するローラーには毛布状のベルトが巻かれています。目の粗い方から細かい方へ移り変わる紙繊維の特性を活かし、金網ですくい取ったパルプ液を毛布へ移しとり乾燥させながら次の工程に進みます。

04 プレスロール/ドライヤー(乾燥工程)

 

毛布に移し取られた紙をプレスロールで絞りドライヤーで乾かします。

この時、紙を完全に乾かさず、少し水分を残したまま次の工程に進みます。これはこの後の工程でクレープ紙の一番の特徴であるシワの加工を作り出すために必要だからです。

 

05 シワを作る

9割程度乾燥させた紙を木製のブレードでドライヤーからそぎ取ります。この時にクレープ紙独特のシワや触り心地などが決まってくるため、ブレードの角度や巻き取るドライヤーの回転速度などに細心の注意を払います。こうして巻き取られたクレープ紙はロール状にストックされカットの工程に移ります。

06 クレープ紙を束ねカットする

製品の規格やお客様の希望されるサイズに合わせクレープ紙をカットしていきます。

通常は40cm✖40cmが基本のサイズですが一辺が15cm~60cm程度まで対応しています。ロット数や梱包方法など条件が通常と変わる場合がございますのでご希望のお客様はぜひ一度お問い合わせください。

07 小縛り/梱包・出荷

一定の数で束ねられ縛られたクレープ紙は納品先のお客様のご希望により様々な梱包形態で出荷されます。

画像は250枚✖4個(小縛り後PPバンド結束)の束で計1000枚をポリ袋に入れ出荷します。

そのほかに250枚✖2個を段ボール梱包したものや、個人や小ロット向けに100枚✖5個のシュリンク包装したタイプもございます。

カラーも白やその他お客様のご希望のカラーを製造することが可能です。カラーによって最小製造ロットが変わりますのでご注意ください。

また、梱包する品物への色移りに配慮したナチュラル(無着色)もございます。

詳細はお電話やメールなどお気軽にお問い合わせください。

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